欠点が強みだと気づいた瞬間に、最強の武器になる。
ずっと、人目が気になっていた。
人のことなんて気にするなって言われてきた。
自分は自分でしょ?って言われてきた。
確かにね、そうだよね、と思っていた。
その一方で違和感があった。
そして気が付いた。
わたしは人のしていることが気になっていたのではない。
人の言っていたことが気になっていたのだ。
だから、
他の人の言葉に耳を貸すな、とか
自分の心に聞いてみろ、と言われることのほうが、
胸に堪えた。
それは、わたしの欠点だと思っていた。
そこが、わたしの弱点だと思っていた。
でも、それこそがわたしの最強の強みだったのだ。
だって、今、わたしは言葉を生業としている。
誰かの言葉に、様々なことを想起する。
だから、文章が書ける。
ストーリーが思い浮かぶ。
そして、
どういった感情からその言葉が出るのかが
見える。
その言葉から見ている方向がわかる。
だから、カウンセリングが出来る。
だから、セラピーが出来る。
そして、気持ちや思考の方向転換には、
どの言葉を使えばいいのかが分かる。
だから、漢字診断や言葉リーディングなど、
オリジナルなツールを生み出すことが出来る。
生まれながらの気質や育った環境、
その中で育まれてきたパーソナリティ、
自分で自分のことを持て余すことも多い。
でも、欠点を長所だと気づいた瞬間、
それは最大の武器になる。